第12回 府中文化村

講演・交流会

「名刺交換の極意」

【2015年03月18日開催】 

みなさんはご自分の名刺をお持ちですか?

その名刺にはどんなことが記載されていますか?

一般的に名刺は「氏名・肩書き・連絡先」が記載されており、これをビジネスや交流の場で人に渡すことによって自分を知ってもらったりアピールしたりして、人との繋がりに欠かせない「自己紹介」を紙で行うものです。

今回の講師は日本名刺協会理事で、そんな名刺を使って絶対に「仕事が取れる名刺の専門家」としてメディアにも多数出演する福田剛大さんです。

福田さんは書籍やメディアでの展開の他、名刺の極意として大人気のうちに満員になってしまうセミナーを開催している有名人の方です。そんな福田さんは現在、この府中市に在住で府中にはゆかりがあるという奇跡のご縁で文化村へのオリジナル講演をしていただきました。

 

まず、自己紹介とは「人と人とのご縁を育むもの」とし、五縁(①地縁、②血縁、③学縁、④社縁、⑤網縁)という五つの縁で定義します。こうしたカテゴリーから「相手との共通項を見つける」ことが名刺交換には必要になります。そこで我々はこれらをベースとした福田さん作成の九つのカテゴリー表に自身の共通項を記入していくワークシートを作成し、他の人と交換すると驚くことに共通項が見つかるのです。

これらがもし名刺という紙が発信していたら、間違いなく名刺交換のときに話がはずむこと間違いないということを感じました。

こうしたワークを踏まえて、福田さんは「名刺交換とはただの儀式ではなく、『価値観の交換』である」と言います。確かに、名刺という紙を交換する目的として、ただの連絡先の交換や名前を名乗るだけの儀式ではなく、「自分の価値観を相手に示す」ということがその名の通り「自己紹介」なのだと感じます。名刺を渡すということで人に自分を覚えてもらう、または営業職の方であればそこから仕事を取るというビジネスに繋がる大事な一歩になることが多いでしょう。

それならばなるほど、名刺の裏が白紙であるのは寂しすぎるというのは納得します。もしこのスペースに相手との共通項やキーワード、次のステップに繋がる工夫があれば、きっと私たちの名刺交換はただの儀式ではなく、もっと有意義な価値交換の実践となるでしょう。

名刺はただの紙です。しかしされどこの紙は工夫によっては何倍ものお金を生むかもしれません。もしくは何倍もの大切な出会いやお金に変えられないものを生むかもしれません。そんな無限の可能性を秘めた名刺の極意、是非知っておいて損はありませんよ!!!