第17回 府中文化村
講演・交流会
「7秒で差がつく! この人と話したいと思わせる装い
~文化村カラー講座~」
【2015年10月15日開催】
皆さんは普段、自分の身なりについてどれほど気を使ってますか?
メイクや髪型、服装に気を使っている方は多いと思います。服装でもコーディネートに欠かせないポイントとして「色使い」なども観点に入ってくるでしょう。
しかし、本当に自分が身に着けている服や装飾品の色使いは「自分に合っている色」なのでしょうか。
似合うと思う「色」と相手の印象的に適した「色」、おそらく同じではないはずです。今回はビジネスでも、普段の人付き合いでも活用できるカラー講座として、カラリストの中間たかえさんを講師に色がもたらす効果と視覚のお話、実際に簡易カラー診断として実演までしていただきました。
人の印象は3~10秒ほどの第一印象で決まってしまうと言います。例えば、最初に与えた印象がその後に引きずられてしまう「初頭効果」という効果により、第一印象に良い印象を与えた人はその後も良く思われるところ、逆に悪い印象を与えた人はどれだけ頑張ってもその後、良い印象に覆すことがなかなかできないのだそうです。
それだけ人に与える第一印象は大切ということですが、中でも興味深いデータによれば
「物事の判断に人間の五感が機能する割合」として87%が視覚情報として捉え、かつそのうちの80~90%を「色」の情報によって読み取るのだそうです。
聴覚や触覚、嗅覚、味覚はたいした判断材料ではない中、どれだけ色による印象を活用した方が良いかということを目の当たりにされます。
今回の講演の「7秒で差がつく」というテーマはこの人間の印象判断に用いられる時間というデータから来ているのです。
なにも身に着ける色だけでなく、商品のパッケージやPRのチラシなどにも色彩効果はふんだんに盛り込まれているもので、そうした色彩効果は知らない間に私たちも判断基準にしているといいます。
たとえば、セール品の文字などに「赤色」が使われるのは人の注意を引く色だからという理由によるもので、これが「青色」だと「気持ちが落ち着く、食欲をコントロールする」色の特徴なので、特売などには不向きな面があるとのことです。
中間さんによれば、似合う色を活用するメリットとして
1.印象が良くなる
2.若返り効果
3.時間とお金の節約
この三つのメリットがあると言います。
色彩は「非言語コミュニケーション」の一つとして、活用できるのならば是非活用した方が良いものの一つだと思います。同時に自分に似合う色や自分をより良く印象付ける色というものと出会うということは「自分を知る一つの手段・自分をアピールする手がかりの一つ」ではないでしょうか。
ビジネスであれば、自分に合った良い印象を与えるようなスーツやネクタイで商談に行けば、いつもよりさわやかに気持ちよくお話しすることができたり、
人と接する場面であれば、いつもは言えないようなことも色彩の効果も相まってコミュニケーションが円滑になったりするかもしれません。
いつもは色の印象を気にしない人は、この機会に是非自分に似合う色やTPOにあった色使いを気にしてみてはいかがでしょうか。
最後に講師の中間さんより、色のルールを教わったので是非活用して下さい。
・似合う色2色(95%)+反対色1色(5%)
このバランスでコーディネートしてみましょう。
自分に似合うベースの色が知りたい方はパーソナルカラー診断を是非!